ブラックバスは自然の生態系を破壊しかねないため“外来種”と呼ばれているのは事実。
と、なるとブラックバスは水の中では“天敵”が存在さない最強の魚ではないかと。
しかし、少しでも外を見ると鳥の存在やイタチなどの水付近で生息する動物がうじゃうじゃといるためそれらは紛れもない天敵です。
ですが、水の中だけで見るとブラックバスには天敵がいないなと思ったので、色々と調べてるうちに色々と見えてきました。
なので、本記事では「ブラックバスの天敵は鳥だけ!?【水の中にも居る。】」について徹底的にお話していきます。
ブラックバスの天敵は鳥だけ!?

ブラックバスは外来種で生態系を壊す!とも言われてるぐらいだから天敵は鳥ぐらいしかいないじゃないかと思われがち。
もちろん、鳥なども池や湖に生息するタイプとミミズなどを求めているタイプなどで分かれていますので全部の鳥ではありません。
逆に言うと、小さな鳥でしたらブラックバスの天敵どころか餌のターゲットになります。
なので、一概には言えませんが一応鳥は天敵の部類に入るので、それは良しとしてもう1つの疑問である水の中にも天敵がいるのかどうかで言うと、ぶっちゃけ居ます。
水の中にいる天敵3種

鳥はもちろんブラックバスからすると最強の天敵なのですが、それだけでなく同じ水の中にも3種の天敵が存在しています。
下記で、紹介する天敵は下手すると鳥よりも遥かに手強い天敵でもあるはずです。
天敵1,ブルーギル

水の中の天敵1は「ブルーギル」です。これは、ブラックバスの餌として捕らえられている方がいますが以外にも天敵になりうるんですよね。なぜかというと、ブルーギルは口に入るものは何でも食べますので、プランクトン以外にブラックバスの卵なども食べてしまいます。そのため、直接的には攻撃しないのですが卵を食べてしまうため生まれる前に数を減らしますので、天敵として認定しても間違いありません。
ブルーギル(英: Bluegill、学名: Lepomis macrochirus) は、サンフィッシュ科に属する淡水魚の一種。
北アメリカ大陸原産だが、同サンフィッシュ科のブラックバス、本種に形態が似たもののカワスズメ科のティラピア同様、日本でも分布を広げた特定外来生物である。
天敵2,アリゲーターガー

水の中の天敵2は「アリゲーターガー」です。これは、あまり身近に感じないかも知れませんが琵琶湖などの大きなフィールドでは生息しており2016年ほどからブラックバスと同じく特定外来種に認定されています。また、アリゲーターガーは肉食ですので、ブラックバスは餌の対象でもありサイズも全長2mになるほどになるため簡単に捕食してしまいます。なので、これは堂々の天敵として認定しても間違いありません。
アリゲーターガー (Atractosteus spatula) は、ガー目ガー科Atractosteus属に分類される魚類。
全長は約2m。北アメリカ大陸最大の淡水魚。学名(種小名)のspatulaはラテン語でスプーンを意味し、幅の広い吻に由来する。
天敵3,ブラックバス(共食い)

水の中の天敵3は「ブラックバス(共食い)」です。実はブラックバスの敵はブラックバスでもあります。哺乳類だと共食いというのはほとんどないのですが、魚界では意外に当たり前のように行われているそうです。特に、何でも食してしまうようなブラックバスは普通に自分で出産したものも成長すると捕食対象に入ります。まぁ、確かに卵での姿しか見ていないので分からなくもないですが、少し酷いですよね。
参考:【必見】ブラックバスは共食いしているの!?【主なベイトの1つです。】
ブラックバス(Black bass)とは、スズキ目・サンフィッシュ科の淡水魚のうち、オオクチバス属Micropterusに属する8種(11亜種)の魚の総称である。
直接的じゃない天敵が強い

特に、ブルーギルのような卵を食べてしまう魚はまとめて捕食してしまうので、生態系を崩しやすいと思います。
他の、アリゲーターガーや共食いをはじめとする鳥などの天敵も1回に捕食するのは最大でも1匹なはずです。
しかし、ブルーギルは卵を一気に食べることができるのでそれだけ子孫を排除することができるかなりの“強敵な天敵”になります。
しかも、ブルーギルは子孫繁栄が最強と言っても良いほどの魚になりますので、サイズは小さいですが水の中では圧倒的な影響力を持っていてブラックバスは比になりません。
まとめ:ブラックバスの天敵について

本記事では「ブラックバスの天敵は鳥だけ!?【水の中にも居る。】」についてお話してきました。
何度も言う通りブラックバスの天敵は陸にもいますし、水の中にも居てどれだけ生態系を壊す魚と言われても意外に弱い魚です。
生物的な天敵も存在しますが水温や環境もブラックバスからするとかなりの天敵ですのでそれも上記に+しておきます。w
世間一般的には強くて手強いイメージのブラックバスですが意外にも弱い魚なんだよ!と言うことが伝われば良いなと思います。
他にも、ルアーのインプレ記事やバス釣り関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。