近年、バス釣りと言うものが若者の間で趣味の1つとして楽しまれていますが、その分アングラーが増加しているので、フィールドによっては激スレしています。
このようなバスを釣るには「PEラインを使う!」や「リアクションバイトで!」などと言われていますが1番スレたバスに効くのは“ちょうちん釣り”と言われるものです。
なので、今回はこのちょうちん釣りと言うものについて徹底的に解説&使い方のコツなどを紹介していこうと思います。
ちょうちん釣りとは
ちょうちん釣りとは、漢字で“提灯釣り”なのでその名の通り何かにぶら下げてバスを誘う釣り方になります。
上記の画像でも分かる通り基本的には、フィールドの水面上に覆いかぶさっている木などにラインを引っ掛けて虫などを演出。
これをすると水面にラインが着かないためバスがワームやルアーなどと見切れる場所がほとんどありません。
しかし、これをするにはバスが上を向いていることが条件だったりオープンウォーターではできない。などがあります。
ちょうちん釣りのコツ
ちょうちん釣りは普通に巻いたりする釣りと違ってかなり異例な釣り方なので、普通が通用しません。
なので、ここではちょうちん釣りをする上で上手くできるコツを3つほどご紹介していこうと思います。
コツ1,いつもより高めにキャストする
ちょうちん釣りは何かにラインを引っ掛けてからワームのみを水面に垂らすわけです。そのため、通常時のような弾丸キャストでは木に思いっきり刺さってしまいワームロストをしてしまうので、そうならないようにいつもよりも高めにキャストします。
こうすることによって奥までワームが行かずに手前の木などに引っ掛けれるので回収も簡単ですし、バスがバイトしてきても適切に対処することが可能です。
コツ2,水面に着けずに空中で誘う
きちんと木にラインを引っ掛けれたのであればあとはワームを水面に着けて誘うだけなのですが、初めから着けてはいけません。
と、言うとバスが見切るポイントの1つで水中にルアーが入ってしまった時が1番多いんですよね。なので、まずはバスが食いたいけど届かない空中で何回かピョンピョンさせてください。
これを言うとよく水面でピチャピチャしないとバスはバイトしてこないんじゃないですか?と言われますが、全然そんなことはなく水中から見えているので常に捕食姿勢をバスはとっています。そこで、10回ほど誘った後に軽く水面にルアーを付けるともの凄い勢いでバイトしてくることがあります。
コツ3,フッキングしたら引っ張りすぎない
ちょうちん釣りで1番難しいと言われているのが、フッキングしたあとのファイトです。基本的に食わせまでいけてもきちんとキャッチできる確率がいつもの60,70%ぐらいになります。その際に、意識することがフッキングしたら引っ張りすぎないと言うこと。
大抵の人はバスがバイトしてきてフッキングするとドンドンリールを巻こうとするのですが、それはちょうちん釣りでしてはいけません。まず、強くフッキングしたあとはその下でバスの好きなように泳がせます。
すると、段々弱ってきて暴れなくなるのでその後に引っ張って取るなり巻いてくるなりしてください。
その前に強く巻こうとするとルアーが固定されたままバスが暴れるので簡単に口からフックが外れてしまいバラしに繋がるので、落ち着いてラインをだしてから勝負しましょ。
ちょうちん釣りのメリット・デメリット
ちょうちん釣りは特殊な釣りだけからこそメリットも色々あるのですが、その反面デメリットも多く存在しています。
これに関しては言わない方が良いかもしれませんが、メリットはもちろんデメリットを知っておくことで対策することが可能です。
なので、下記で紹介する「メリット・デメリット」は必ずフィールドに行く前に確認することをおすすめします。
ちょうちん釣りのメリット
ちょうちん釣りをすることのよってもたらされるメリットが3つほどありますので、それらをご紹介していきます。
メリット1,スレたバスに効果的
ちょうちん釣りは何と言ってもスレたバスに効果的です。バスがルアーと見切る原因は色々あるのですがその中の1つに「ラインが水の中にあること」と言う項目があります。
これをちょうちんにすることで、ルアー単体を水面に着けれるのでその分バスの警戒心を減らすことができ=ハイプレッシャーフィールドのスレたバスでも問答無用で口を使います。
メリット2,腕(スキル)が上がる
ちょうちん釣りは他の釣り方に比べて外部のものを使わなければいけないので、かなり難しく初めはワームなどを何個もロストしてしまいます。しかし、これを乗り越えることで確実に腕(スキル)が上がりますので、ちょうちん釣りだけでなく色々な釣り方もそれ相応に上手くなります。なので、初めは安いワームで練習することをおすすめします。
メリット3,多く失敗することができる
ちょうちん釣りは非常に難しいため予想もつかないような失敗を多くしてしまいますが、それはメリットだと捉えるべきです。
なぜかと言うと、上記の腕(スキル)が上がるはもちろんのこと、ちょうちん釣りをするつもりはなかったのに木に引っかかってしまった時の対処など。長期で見れば失敗しなければ学べなかったことを学べるので、他の釣り方よりも多く失敗できることはメリットだと僕は思います。
ちょうちん釣りのデメリット
メリットがある以上デメリットがあるのは仕方ないので、その点についても同じく3つほどご紹介していきます。
デメリット1,引っ掛けるのが難しい
ちょうちん釣り=何かに引っ掛ける釣りなので、どこに引っ掛けることができなければ全く意味がないんですが、これがなかなか難しくバス釣り歴7年の僕でも狙ったところに1発で引っ掛けるのは至難の技です。バスプロの方でも何度も失敗する場合がありますので、この点については練習あるのみ!って感じですね。
デメリット2,ラインを常に見なければいけない
ちょうちん釣りは普通にキャストして巻いてと言う単純な釣りではなく木などに引っ掛けて上下に誘うので、色々なところにラインが擦れてしまいます。=ラインを常に見なければせっかくバスがバイトしてきてもラインブレイクでバスを逃すはめになりますので、時間をかけて確認しなければいけません。
デメリット3,一点でしか誘うことができない
ちょうちん釣りは横の釣りではなく縦の釣りなので、基本的に一点でしかバスを誘うことができません。これが”見えバス“を攻めている時なのであれば確実にバスがいるのはわかっているのですが、全く見えていない状況でちょうちん釣りをする際は時間が掛かって仕方ありません。その分、横で誘った方がチャンスがあったな!と思う場合もありますので、時と場合で判断するようにしましょう。
ちょうちん釣りは30秒がベスト
ちょうちん釣りは基本的に、すぐ結果がでないので一定期間同じ場所で誘わなければいけません。そのベスト時間は約30秒です。
これに関しては約7年間経験して出した見解ですので比較的真実に近い数値になります。
もちろん、これ以上かかる場合もありますし見えバスの場合だともっと早い可能性もありますので、その点はご了承ください。
決して、5秒や10秒で諦めるのではなくしつこく粘っていると、影が現れたり姿が突然浮いてくる可能性もありますので、最低でも20秒ほど待つことをおすすめします。
ちょうちん釣りをするなら最低10lbは必要
ちょうちん釣りは木などに引っ掛けて誘ったりファイトしなければいけないので、ラインのポンド数はある程度必要です。
一応、僕の経験上フロロ10lb以上のものさえ使っていれば、常にチェックは必要ですが十分に戦えると思います。
しかし、これに関しても慎重にファイトしなければ簡単にラインは切れますし無理やり引っ張ってくることはできません。
それだけは知った上で細めのラインを使うのであれば使ってください。参考程度に言うと僕がちょうちん釣りをする場合は基本的に16~20lbのラインを使っています。
ちょうちん釣りについてまとめ
本記事では「ちょうちん釣りとは!?スレたバスに効果的&コツを紹介。」についてお話してきました。
ちょうちん釣りはバス釣り初心者の方がすぐにできるか?と言われるとそんなことはなく非常に難しい釣りの1つです。
そのため、何回も挑戦して失敗しなければコツを掴むこともできませんし上達しないので、結論練習あるのみ。
バス釣り歴約7年の僕自身も未だ考えながらキャストしなければ、木に絡まることなんか当たり前のようにあります。
なので、はじめはできないのが当たり前だ!と思って工夫しながらやってみて下さい!
あ、ちなみに練習する時は根掛かり回収機を持っておくと最小限ロストする確率を減らせますので、ご検討しておきましょう!w
\1番おすすめの回収機/
他にも、ルアーのインプレ記事やバス釣りに関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧下さい。