近年、バス釣りができるフィールドが減っておりそれに反比例するようにアングラーが増加しているので有名フィールドなどは、スレるペースが早くなっているのが現状です。
それのせいか、最近SNSなどでは「もう、釣れない。」「難しいすぎる!」と言うような意見をよく見かけます。
しかし、バスプロの方を見ていただければ分かる通り釣りにくくなった今でも問題なく釣果を上げているのが事実なんですよね。
どうしてこのようにスレたフィールドであろうとスレバスを釣れるのかと言うと、釣れる方法を熟知した上で当たり前のことをコツコツとしているからです。
なので、本記事では「スレたフィールドでスレバスを釣る方法【5つのことを意識。】」についてお話していきます。
✔︎本記事の内容
- スレバスについて
- スレバスを釣る方法5選
- スレバスに対してNGの釣り方
バス釣りが”難しい!”と思う方はコチラも必見→ バス釣りが難しい!と言うのは嘘【7年の経験者が語る】
スレバスとは
スレバスとは、アングラーが年がら年中ルアーをキャストしており、そのようなものを即座に見極めることができる言わば“天才”のバスを指す言葉になります。
このようなスレバスは基本的に、普段の釣り方では到底釣れるような魚ではなく色々工夫しなければ見向きもされません。
基本的にはどのようなフィールドにもスレバスは存在していて、逆の馬鹿なバスも一定数やはり存在しています。
これには“見分け方”があって、大体特定の部分を見ればある程度判断することが可能。↓
✔︎スレバスの見分け方
- 口元の針傷
- 顎の変形具合
- ルアーに対する反応
と、大体この3ポイントを見ればスレバスかどうかを判断できますので、ぜひ確かめる際にはご参考ください。
激スレしていると有名なフィールド
日本は比較的他の国に比べて領土が狭いにも関わらず豊富なフィールドがあるのですが、その分激スレしているフィールドも多い。
激スレしている有名なスポット名を挙げるとすれば、以下の5つになります。↓
- 琵琶湖:滋賀県
- 霞ヶ浦水系:茨城県
- 七色ダム:三重県
- 淀川:大阪府
- 府中湖:香川県
と、上記の5つのフィールドはバス釣りをしていれば一度は聞いたことがあるのではないかと思います。
これらは大抵年がら年中、毎日のようにアングラーが釣りをしていますのでスレバスが大量。目に見えているバスを釣るのは至難の業ですので、腕に自信がある方は挑戦してみてください。(僕はコテンパンに敗北済w)
スレたフィールドでスレバスを釣る方法
スレバスは上記で言った通り一筋縄では釣ることができません。なので、下記で紹介する方法+経験が必要だと言うのは理解した上でまずは下記の方法を徹底的にして下さい。
そうすることで、ある程度コツが掴めて自分のものにできますので!w
方法1,ルアーよりもワームを使う
まず、意識するのがハードルアーなどを使うのではなくワームなどのソフトベイトを使うと言うこと。これに関しては「セコ釣り」と呼ばれているのですが、事実ワームを使う方がスレバスを釣れやすいですね。何故かと言うと”カバー撃ち“や”瞬テキ“のようなバスを騙しやすいテクニックを使えるからです。
方法2,ラインはPEラインを使え
スレバスを釣る際にあまり注目されない所としては“ライン”です。ワームやルアーなど見えるところでは対策や工夫をする方が多いのですが、ラインにはあまり注目しません。しかし、ラインをPEラインに変えることによって釣果が上がるのは実体験しておりまして、僕自身初めての50cmUP!を釣ったのはPEラインでした。
✔︎PEラインの特徴
- 飛距離が出る
- 水面に浮かぶ
- 強度が非常に強い
と、言うのがあるためスレバスを釣るために必要な条件が揃っています。
なので、スレバスがうじゃうじゃしているフィールドなどはフロロラインなどではなくPEラインを使うようにしてみてください。
ナイロンラインやフロロカーボンラインが単線のラインなのに比べて、PEラインは極細のポリエチレン素材の原糸を複数本、編み込んで(撚って)1本にして作られるラインです。
PEという名称もポリエチレン(Polyethylene)から取られています。原糸の本数は4の倍数であることがほとんどで、多くは4本か8本を使って製造されます。
方法3,重りは軽めでなるべくノーシンカー
スレバスは非常に天才なため自然な餌と擬似餌の動きを判別することができます。そんなバスに対してストンッと落ちるようなワームを使ってはいけません。なるべくナチュラルにアクションができるよう、軽めなシンカーを使いなるべくノーシンカーのワームを使うことで、明らかにバスの反応が違います。
もちろん、見えバスに対してのリアクションバイトをさせるためにわざと重めのシンカーなどを付けるのは良いですが、スレているフィールドで釣れやすいのはノーシンカーと言うのを覚えておきましょう。
方法4,ゆっくり慎重に釣る
スレバスに対してはできるだけゆっくり慎重に釣ることをおすすめします。例えば、焦ってルアーを変更したりタックルを取り換えるようなことをしてしまっては人間の動きや音が聞こえてくるため何回ルアーを通しても反応してくれなくなります。
なので、できればキャストする前にどこにバスがいそうなのかを判断して数投のうちに勝負を決めてやる!などの意気込みでキャストする方がスレバスに対しては最適です。
方法5,泳がせ釣りをする
スレバスに対して工夫しながら擬似餌で釣るのは全然良いのですが、もっと簡単に釣ろうと思えば1番おすすめなのが「泳がせ釣り」です。これはチートとも言われており、僕自身も何度かやったことがありますが異常な反応をバスが見せます。
なので、自分のよく行くフィールドがスレすぎて困っている時には、ブルーギルなどを先に釣って泳がせ釣りをしてみてください。
参考:【裏技】ブラックバスの泳がせ釣りでデカバスGet !?【経験を元に語る】
方法6,巧漬けしたワームを使う
この巧漬けは泳がせ釣りと似ているのですが、ワームを餌にする方法でNORIESのプロスタッフ「伊藤巧」さんが考案した方法になります。
2019年にはアメリカB.A.S.S.オープンに参戦。初年度にして年間総合4位でハイエンドシリーズ「エリート」への出場権を獲得し、2020年、エリートプロとしてアメリカで活動中。
これは、バス釣り界隈の中ですごく有名で一時期巧漬けに必須な”バイトバスリキッド“と言うものが売り切れになりました。
僕自身も、この巧漬けワームを使って49.5cmを釣ったので分かるのですが、スレバスは餌に近ければ近いほど反応+バイトをしてくるので、なるべくアングラーができる対策は全てしておくと釣果が圧倒的に変わってきます。
参考:【必見】巧漬けについて分かりやすく完全解説!【これで失敗しない】
スレバスに対してダメな釣り方
スレバスは上記でも言った通りかなり繊細で小さな失態でも、簡単に見抜かれますしバイトを一切してきません。
なので、下記ではスレバスに対して絶対やってはいけない釣り方について分かりやすく3つほどご紹介していきます。
ダメな釣り方1,ハードアクション
リアクションバイトではよくするであろう「ハードアクション」ですが、スレバスだけを狙うのであればこれは厳禁です。上記でも言った通り、スレバスに対してはゆっくりと慎重に攻めて、できるだけ本物の餌に近づけるように意識することをおすすめします。このようなことを意識すると必然的にハードアクションはしないはずです。
ダメな釣り方2,騒ぐ&足音をたてる
スレバスはかなり繊細で神経質と言いましたがこれは基本的に静かにしておけばOKです。しかし、フィールドについてから「騒いだり足音を大きくたてる」のはスレバスに対して下手なプレッシャーを与えてしまう可能性もあるため、できるだけ存在を消して自然に馴染めるようにしてください。それによって、反応率が上昇します。(経験上)
ダメな釣り方3,水面に叩きつける
できるだけルアーやワームを遠くに届けるために遠投をしようとすると数投に1回は、水面にパッシャンと叩きつけるような音がなってしまいます。これはスレバスにとってはかなりマイナスでプレッシャーを与える1つです。逆に、この音が+と言う人もいますが僕の経験上マイナスになることが多いのでできるだけ静かに着水させてみてください。
また、酷い人はルアーやワームにゴミや水草などが付くと手で一々除けるのではなく水面に叩き着けて除ける人がいます。これはスレバスだけでなく周りのアングラーはもちろんのこと自分のタックルを痛みつける行為ですので絶対しないようにしましょう。
まとめ:スレバスを釣る方法について
本記事では「スレたフィールドでスレバスを釣る方法【5つのことを意識。】」についてお話してきました。
上記では、チートとも呼ばれる方法の”泳がせ釣り“や”巧漬け“について紹介してきましたが、この2つがスレバスには1番です。
他の方法はもちろんスレバスを釣る上で効果的なものばかりですので、試す価値はかなりあるますが、どれも釣果が劇的に変わることはないでしょう。
しかし、しないよりは全然+ですので上記で紹介したことを全くしてなかった人は、次の釣行から試してみてください。
僕も、また色々試してみて効果があった方法をドンドン追記していきますので、たまにこの記事を見返して頂ければ幸いです。
他にも、ルアーのインプレ記事やバス釣りに関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらをご覧ください。