釣り人が釣りに行く前必ず確認するのは天気と潮の動きなどがありますが、意外にも多大な影響を及ぼすのが“風速”です。
この、風速を確認しておかなければ釣果に影響してくるだけでなく”命の危険“にもなりかねないので釣りに行く前は確認必須。
そのため、下記では僕が風速における重要性や風速何メートルから危険なのかなど実体験に基づく基準を紹介していきます。
✔︎本記事の内容
- 釣りにおける風速の重要性
- 風速ごとの体感や釣りへの影響
- 強風になると危険さが増す
強風=台風のバス釣りに意識するべきことをまとめた記事はコチラ→台風が来た後のバス釣りを攻略!
釣りにおける風速の重要性
釣りにおける風速の重要性は天候や潮の状況の次くらいでして、下手すれば1番意識しなければいけないことかもはしれません。
でも、なぜそんなに重要視しているのかと言うと風速が丁度よくないと釣果に多大な影響を及ぼすからです。
強すぎたら釣りができない
風速が強すぎると水面がわちゃわちゃなるのは当たり前のこと、キャスト自体がまともにできません。そのため、狙いを定めたポイントにキャストを的確に決めれませんし、下手すれば危険なことに繋がることがあります。
逆に、この風速を使うことによっていつもより遠投できるかもしれませんが、結局は自然任せですので釣果を保証できません。
無風でも逆に釣りにくい
風が強いと釣りがしにくいと言うのはなんとなく予想ができるかもしれませんが、真反対である無風でも釣りがしにくいんですよね。
これについては、経験したことがある人は分かるかも知れませんが、適度に風速がないと魚に元気&活力がないので、その分釣れません。まぁ、強風に比べては最低限思った釣りが出来るので全然マシです。w
- 強風は釣り自体できない
- 無風は魚に元気&活力がない
- 強風よりは無風が良い
風速ごとの体感や釣り時の影響
これまで風速を意識して釣りをされていた方は分かるかもですが、意識してない方はどこからが強風?とかなるので僕がいつも判断している基準をご紹介していきます。
風速0~3m/s
風速0~3m/sはほぼ無風と捉えていいでしょう。この風速でしたら水面はべた凪なので、少しタフになりますが的確にキャストすることができます。そのため、アングラーの腕次第で釣果を安定させることが可能です。
風速4~8m/s
風速4~8m/sは風が強いな…ってぐらいで多少影響してきますが、まだ耐えれる風速。これぐらいになってくると狙ったポイントにキャストすることは難しいですが、水面はザワザワするので魚は活性化しています。
風速9~14m/s
風速9~14m/sはある程度立つことはできますが、ロッドを振ってキャストするのは難しいでしょう。もちろん、風裏に立つことができれば問題ありませんが、少しでも手違えると命に関係してきますので釣りに行く際は十分に注意してから行くようにしましょう。
風速15~m/s
風速15~m/sはもう釣りをしないことをおすすめします。人によっては立つことすらできませんので、釣りをする上ではかなり危険です。また、周りから何かが飛んでくる恐れがあるので15mを超えたら釣りをしないようにしましょう。(ほぼほぼ台風です。)
強風の中で釣りをするのは危険だ
上記でも強風の中での釣りは危険だ!と言いましたが、なぜ危険なのかを下記では2つの理由で解説していきます。
下記で、紹介することを把握しておかなければ命を落とす可能性がありますので、読んでおいてください。
理由1,風が強い=波が高い
強風の中で釣りをするのが危険なのは、どんな釣りでも影響してくるであろう波が風の強さに影響されて高くなってしまうことに関係してきます。これがバス釣りなどでしたら波が元々ないので風の影響だけかも知れませんが、海での高波は恐怖です。
下手すれば、巻き込まれてしまう可能性もあり、年間通しても数件ほど事件になってしまっておりますので「風が強い日=波が高い日」と言うのを必ず覚えておきましょう。
理由2,自然の力には抵抗できない
波の影響はどれだけ人間が発展しようと勝てるものではなく、自然界に祈りつつ生きているのが現状です。例をあげると「地震,台風,津波,雷」など。これらは、人間がどうしようと防げるものではありません。
なので、釣りでの強風は“猛獣の中に剥き出しで置かれている”状況と言うのを思っていた方が良いでしょう。それぐらい、自然の力には抵抗できないのでかなり危険です。
強風でも釣りはできる!その対策方法は
強風のなかでも工夫することで危険は承知ですが、ある程度釣りをすることが可能です。
その、対策方法について下記では2種類紹介していきますので、止むを得ず強風の時に釣りへ行く方は実戦してみてください。
強風の日はかなり危険なため、全て自己責任で行くようにしましょう。
方法1,風裏に回り込む
強風の中でも建物や障害物などで風が当たらない=風裏が存在しておりまして、そこだけは風が吹いておりません。しかし、これはバス釣りや渓流釣りなどだけに有効で海釣り全般においては風裏などはほぼ無効です。
ワンドだろうと波の勢いは多少弱まるぐらいで、通常より高いのは変わりないため危険なので風が強い日は海釣りはほぼ不可能でしょう。もちろん、島の裏側のようなところでしたらその分波の影響も弱まるので釣りをすることはできるかもしれません。
方法2,高低差がある場所へ移動
もう1つの対策方法は「高低差がある場所へ移動」することでして、これはほぼほぼ風裏に回るのと同じです。しかし、これに関しては意外と容易にできることではないため見つけるまでにかなり時間がかかると思います。
特に、初めて行くようなフィールドではすぐに見つけることができない可能性があるので、強風の日に行くのであれば予め現場の状況などを覚えておくなどして、最大限の対策をしておくことをおすすめします。
風速は事前に確認ができる!方法は3つ
風速は天気の一部でもあるため基本的には朝のニュースを見ていれば、紹介されていますがそれだけではかなり曖昧です。
そのため、+で確認しなければいけないため僕が主に確認する方法について3種類ほどご紹介していきます。
方法1,TVニュース
1番メインの確認方法は「TVニュース」です。これは、1番信頼度があってしっかりとした情報ですが、風速に関してはそこまで具体的に放送しません。基本的に天気予報を中心なため知りたいであろう風速は波の高さなどでしか知れないので、一応TVニュースは参考程度に見ておくようにしましょう。※住んでる地域やテレビ局によって異なります。
方法2,天気予報サイト
最近では国民の大半数が持っているであろうスマートフォンで確認することができる「天気予報サイト」なども風速を知るためでしたら確認するべきです。これに関してはTVニュースと違ってこまめに確認することができますし、風速が今後どのようになって行くのかも確認できます。デメリットと言えば通信制限になっていると確認できない!ということですがそれにならなければ確認できますので注意しておきましょう。
方法3,風速確認アプリ
方法2つめの”天気予報サイト“と同じく手軽に風速を確認できるのが「風速確認アプリ」です。これは、何種類もあるのですが1番おすすめなのが”タイドグラフBI”と言うアプリでこれは釣りにおける知りたい情報を網羅しております。
無料・有料が存在しておりますが、基本的には無料での機能を使うだけでもかなり有益な情報ですのでインストールしてみてください。出先でも、確認できるため定期的にアプリを開いて自分の釣りに生かしましょう。
まとめ:釣りにおける風速の重要性について
本記事では「釣りにおける風速の重要性。強ければ命の危険も!【事前確認が必須】」についてお話してきました。
釣りに関しては天気が影響してくるのは分かると思いますが、その中でも風速はダントツで影響してきますので意識すべきです。
少しの変化で釣果が変わってきたり、逆に風が吹くことによって魚たちの“モチベーション”が上がったりして良い方向に変化する場合などもありますので一概に風がない方が良いとは言い切れません。
しかし、強風の場合(15m/s以上)は命の危険があるため僕的にはあまり釣りに行かない方が良いのかなと思います。
もちろん、気の持ちよう的には個人差があると思いますが、これだは意識して頂ければこの記事は意味あったはずです。
他にも、ルアーのインプレ記事や釣りに関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらをご覧ください。