バス釣りでベイトリールを使うと1日1回は最低でもやってしまう「バックラッシュ」ってウザくないですか!?w
僕的には、バックラッシュしてしまうと限度にもよりますがモチベーションが下がってしまい家に帰りたくなります。
それぐらい、嫌なことなんですがバックラッシュに関しては意識していてもやってしまう現象の1つなので仕方ありません。
なので、知っておくべきなのはならない方法ではなく上手く治せる方法だと思います。
この記事では、その点について+バックラッシュなってしまう原因や対策方法についてもご紹介していきます。
バックラッシュって何!?
バックラッシュというのはベイトリールで主に起こる現象でして、スピニングリールではよっぽどのことがない限り起きません。
これは、スプールというものを回転させてキャストしているかルアーなどの重みだけでキャストしているかの違いです。
バックラッシュは正直言って、なってしまうと非常に面倒臭いですし治すだけでザラに5分や10分は奪われます。
なので、できればなって欲しくないですしなったとき用に別のリールを準備しておきたいぐらいです。w
ひどい時は、どれだけバックラッシュを治すのに慣れていても完全に治らないということがあり、こうなるとラインが全てパッーになります。
バックラッシュが起こる原因
バックラッシュは基本アングラーの原因でして道具(リール)に関しては全くと言って非がありません。
なので、まずはバックラッシュがなぜ起こってしまうのかその原因について下記で4つほどご紹介していきます。
スプールの空回り
バックラッシュの主な原因はラインが出ていかないのにスプールだけが空回りし続けているときです。もう少し詳しく話すと、ベイトリールの仕組み上キャスト時の遠心力でスプールの回転+ルアーの重みで飛んでいくのですがルアーが水面に着水後ルアーの重みは一気に無くなります。
しかし、スプールの回転はまだ回り続けているのでそのギャップでラインが出ないのにスプールが単独で回るため中で空回りしているということになります。
ラインのふけ
リールにラインを長期間巻きっぱなしにしているとラインにクセが残ってしまいふけやすくなってしまいます。
これがいつの間にからキャストを繰り返しているうちに中で絡まり続けそのタイミングでキャストするともっと絡む=バックラッシュになるということです。なので、できれば3ヶ月に1度ぐらいはラインを巻き直すことをおすすめします。
手首のかえし
キャスト時にロッドにルアーの重みを乗せている人は基本的に大丈夫なのですが、たまに見る手首のかえしでキャストする方は注意しておかないとバックラッシュになりやすいです。
と、言いますと手首のかえしでキャストすることによって1番で紹介したスプールの空回りを自分で発生させているようなものになります。これに関しては一度自分のキャストしているところを撮影してみてどのようになっているのか確認してみてください。
ルアーの重みがあっていない
自分のキャストしようと思っているルアーと自分が使っているタックルが合っていないとキャスト時にバックラッシュしてしまう可能性があります。
これは、僕もありがちなことなのでよく分かるのですがお金がなくてタックルをあまり揃えれない方は少々タックルの許容範囲を超えるウエイトでもやむなくそれでキャストするしかありません。
しかし、それをしてしまうとタイミングやブレーキなど全てがあっていない状態になるのでバックラッシュを起こしやすくなります。
バックラッシュを治す方法
バックラッシュになったあとどのようにして治すのかを知らないと、その日にリールを使えなくなってしまいますよね。
また、バックラッシュにも「軽度なタイプと重度なタイプ」がありまして、その2つでは治す方法が少し異なっています。
なので、下記ではその2種類の治す方法を画像付きで簡単に解説していきます!
軽度の治し方
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まずは軽度のバックラッシュを治す方法について紹介していきます。これぐらいのバックラッシュだと1日に3,4回は発生するはずです。基本的に、ラインが浮いている状況なのでこれをまず全て出していきます。
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1番初めにすることは、このようにクラッチを切ってラインフリーしにしてください。この際に注意しなければいけないのがこれ以上ラインが出ないように指で軽く抑えること。
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あとは、ラインを出していきながら絡まっているところを見つけていきます。この時にもスプールは必ず片手で抑えときましょう。
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するとさっきまで軽くバックラッシュしていたのが元の綺麗な状態まで戻りました。これはバックラッシュを外に出したでけですので、次は巻いていきます。
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出したラインを全て戻さなければいけないので、巻いて行くのですがその時は画像のようにラインを摘んで若干の抵抗をかけながら巻きます。こうすることで、綺麗に巻くことができてバックラッシュの原因である”ラインふけ”を抑えれることが可能です。
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綺麗に巻き終えるとこのようになります。軽度のバックラッシュだとこれぐらい簡単に治りますし、時間で言うと約1,2分程度です。
重度の治し方
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軽度のバックラッシュと比べると重度の場合はラインが浮いていると言うよりは、ゴチャゴチャ絡まっているといった感じになります。これがフィールドでなってしまうとゲキ萎えするのが分かりますよね。w
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重度のバックラッシュは軽度の時と同じようにラインを出すだけでは治りません。また、下手にラインを出すとさらに絡まってしまう可能性がありますので、まずはバックラッシュしている部分を親指で抑えた上で3,4回ハンドルを巻きます。
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すると、このように絡まっていた部分が綺麗なラインの下側に入り込みます。これをするだけである程度絡んでいた部分がほぐされるので、治りやすくなります。
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あとは、軽度の時と同じように片手でスプールを抑えて片手でラインを出すようにしましょう。ある程度これで順調に治っていくのですが、手強いバックラッシュの場合はまだまだ治らないのでそうなった場合は少しずつほぐしながら治してください。
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重度のバックラッシュのラインを全て出し切るとこのようにあと少しのラインしか残りません。それぐらい引っ張り出さないといけないのでかなり大変なのがよく分かると思います。
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あとは出したラインを全て戻していくので軽度の時と同じように、軽く抵抗をかけながら巻いていくようにしましょう。
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治るとこんな感じに綺麗になります。今回は、約4,5分でここまで治すことができましたが実際にフィールドでバックラッシュすると、下手すれば約10分くらいかかってしまう場合もあります。
バックラッシュを治すときの注意点
バックラッシュになったからと言って焦って治しても意味がありません。と、いうよりはマイナスになることばかりです。
どれだけ時間がかかってもゆっくりと慎重に治すべきでして、絶対にやってはいけない注意する点が2つほどあります。
爪でラインを摘まない
バックラッシュを治すときに爪でよくラインを摘んで引っ張ってを繰り返す時があるのですがこれをやってしまうとラインを傷つけてしまいます。その状態のままで、ルアーをキャストしてしまうと至る所が切れる原因になっているのでいつ切れてもおかしくありません。
僕はこれを何度もやっているので辛さはよくわかります。やっとバックラッシュが治った!と思ってキャストするとルアーだけが飛んで行ったりなど。これほど切ないことはありませんでしたよ。w
詰まっているのを無理して引っ張らない
バックラッシュになってしまうとイライラがきてしまう時が多々あります。特に、2回連続や3回連続など。こう言ったときに、やりがちなのが無理してラインを引っ張り出そうとする行為です。確かに、少し強めに引っ張ったら治る場合もありますが大抵は慎重に少しずつ治さなければいけません。
それは、リールを傷つけないためです。無理して引っ張ることによってスプール部分に負荷がかかってしまい下手すると故障にも繋がってしまうので、少し引っ張って出てこないならそれ以上引っ張らないようにしてください。
バックラッシュの対策方法
バックラッシュになるのは仕方ないと割り切ってやってる僕ですが、普通はそもそもなりたくなって思うのが当たり前。
そこで、僕自身どうすればバックラッシュを減らすことができるのかな?と考えてやってみたところ、4つのポイントを意識しておけばバックラッシュが減りました!
なので、下記ではその4つのポイント(対策方法)を分かりやすく紹介していきます。
ブレーキをキツくしめる
ベイトリールのハンドルがついている反対側の(off・1・2…)と書いてある部分を適度なブレーキ設定になっているか確認してみてください。大体、ここをいつもよりもキツくしめることによってバックラッシュはかなり軽減します。
しかし、これをすることによって飛距離に支障をきたしてしまうので、ちょうど良いバックラッシュしにくいけど自分が望んでいる飛距離が出る設定にしておきましょう。
常にサミングしておく
ベイトリールはスピニングリールと違って常にラインを触ったり止めることができます。この特性を生かしてバックラッシュを防ぐ方法が、常に軽くサミングしておくということです。しかし、これに関しても飛距離が出にくく下手するとブレーキをキツめにしめるよりも飛ばない可能性があります。
なので、結論=飛距離を取ってバックラッシュのリスクを増やすか、はたまた飛距離を捨ててバックラッシュのリスクを減らすかになってきます。
ロッドとリールの相性を合わせる
スピニングタックルに関しては、ロッドとリールは基本どれでも相性が合うのですがベイトタックルに関しては上手く合わせないと相性ガタガタになってしまいます。
例えば、SS-AIRのようにベイトフィネス向きに作られたリールにビックベイトを投げれるロッドでは相性が合わないのは一目瞭然。これでは、ルアーのウエイトにも影響してきますのでバックラッシュのオンプレードです。なので、ロッドとリールの相性を合わせるようにしましょう。
ラインを少なめに巻く
市販に販売されているラインは基本的に100m~が多くこれを1巻でリールに巻かれる方が大半なはず。しかし、それはバックラッシュを自分からなりに行っているのと同じです。ではどうすれば良いのかというと約70~80m巻きもしくはそれよりも少なめにラインを巻いても良いと思います。
もちろん、メタル系のルアーをキャストするのであればもっと長いラインが必要ですが、普通の巻物系ならこれぐらいで十分です。ラインを少なめに巻くことによってふけが少なくなるので必然的にバックラッシュはしにくくなります。また、余ったラインはPEラインなどのリーダーとして使えば無駄になりません。
バックラッシュは練習すれば大丈夫
バックラッシュは上記でも言った通りどれだけ練習してもするときはします。
だって、僕ら一般人がなるのは分かりますがそれを職としているバスプロの方々でもたまになるんですから!w
なので、バックラッシュをすることは悪くないですしむしろ何回もした方が治すのにも慣れますしどうしたら良いのかも分かるようになります。
バックラッシュは完全に防ぐことはできませんが、練習すれば回数を減らすこともできますし治すのが上手くなるのでとことんキャストしまくりましょう!w
バックラッシュについてまとめ
本記事では「バックラッシュって何!?ベイトリールは注意!【原因や治す方法も紹介】」についてお話してきました。
バックラッシュというのは、上記で何回も言っていますが必然的に起きてしまう現象なのでどれだけ意識してようと防ぎようがありません。
もちろん、多少回数を減らすことはできますし治すのに慣れるので大丈夫なのですがなんせ面倒臭い。w
なので、できればバックラッシュしにくいリールがあれば!って思ったらなんと現在そんなものがあるそうです。↓
参考:
バス釣りをする以上バックラッシュは付き物でですので、ぜひこれからもとことん前向きに付き合っていきましょう!w
他にも、ルアーのインプレ記事やバス釣りに関する豆知識記事などもありますのでぜひそちらもご覧ください。