バス釣りをしている最中不意に水面がパシャンっということはないでしょうか!?
その現象はブラックバスがベイトを追いかけまわしている時、もしくは鯉のエラ洗いの時でして釣りをしている方々は絶対に見てしまうはずです。
鯉のエラ洗いに関しては、この記事では触れずバスがベイトを追いかける現象「ボイル」に対してそれを狙い撃ちする「ボイル撃ち」についてご紹介していきます。
ボイル撃ちは、簡単げに見えて意外と難しいテクニックなのでぜひ、この記事を参考に挑戦してみてください。
ボイル撃ちとは
ボイル撃ちとは、冒頭でも言った通りブラックバスがベイトを追いかけ回している状態のところにピンポイントで狙う方法です。
これに関してはほぼ運みたいなところがあって、少しでもタイミングがずれると見切られますし、場所がズレてもあきません。
なので、相当な「技術+運」があってこその「ボイル撃ち」だと思っていた方が良いと思います。
僕自身も、約7年間バス釣りをしてきましたが数えるくらいしかその方法で釣っておらずどれだけ難しいのかが分かります。
ボイル撃ちで攻める方法
ボイル撃ちは上記でも言ってきた通り色々なものが+されてやっと釣ることができるテクニックなのですが、それにもある一定の方法があります。
僕自身、色々試したところ下記で紹介する方法が1番良くて、1日に3,4回バイトを得られた経験があります。なので、100%(言い過ぎ)参考になるはずです!w
座って静かに待つ
ボイルが発生するには多少の時間が必要なためその間は声を出さず動かずで「座って静かに待つ」ようにしましょう。こうすることで、殺気を消せてバスも安心してベイトを追いかけるのでとにかく待ちます。ことわざでもある通り「果報は寝て待て」です。
素早くキャストする
ボイルが発生してからゆっくりキャストしているのでは間に合わないので、ボイルをした瞬間に反応して素早くキャストできるように準備しておきましょう。また、このときにも変な声は出さず忍者のように静かに起きて素早くキャストすればバイトを得られる可能性は高くなります。
1投で釣れなければ回収
ボイル撃ちの鉄則は1投しかキャストしてはいけないということです。ボイルはたった1回のチャンスを逃すと2投目で釣れる可能性はかなり低いためそのボイルに固執するのではなく1投して釣れなかったら再度”座って静かに待つ”からやり直してください。これで、ボイル撃ちの回数が数回増えますし、バイトチャンスを増やすことができます。
沈むルアーよりトップ系
ボイルは基本的に表面上でベイトを追いかけているのでパシャっと言ったような音が聞こえます。=沈むルアーよりも表面のルアーが良い!ということになります。しかも、スレていればスレているバスほど沈むルアーなどでは騙しにくく表面系(トップ系)のルアーの方が見切られにくいため釣れる可能性が多少上がります。
ボイル撃ちをする時の注意点
ボイル撃ちをするためには色々意識しておかなければ、そう簡単に釣れるものではない!と言うのが多少分かっていただけたかと思います。
そこで、もう1つ重要な注意点について下記で3つのポイントに分けてご紹介します。
待ち時間に下手にキャストしない
ボイル撃ちは上記でも言った通り「果報は寝て待て」です。時には、なかなかボイルが発生しなくて待ちきれない時はありますが1投でもキャストしてしまうとルアーの着底音+プレッシャーで再度ボイルが起こったときにバイトしてきてくれません。なので、暇だからと言って下手にキャストしないようにしましょう。むしろ、携帯を触っていてOKです!w
重たい&デカいルアーはダメ
ボイル撃ちは早く+的確にキャストしなければいけないので「重たい&でかいルアー」はあまりおすすめしません。もちろん、それしかその時にもっていないのであれば仕方ありませんが大抵小さめのルアーは常備していると思います。なので、ボイル撃ちを徹底的にやってみよう!と思うのであればできれば小さめのルアーを使う方がバイトを増やせます。
急ぎすぎてバックラッシュ
ボイル撃ちは上記でも何度か言ってきたことでボイル発生時から早くキャストしなければいけないのですが、あまりにも急ぎすぎるとバックラッシュになってしまいます。なので、早くキャストすると言った意識を持ちながらもバックラッシュにならないよう配慮しましょう。僕自身これで何度もバックラッシュしているので、怖さを知ってます。w
参考:バックラッシュって何!?ベイトリールは注意!【原因や治す方法も紹介】
ボイルが起こりやすい時間
ボイル撃ちでバスが釣れるなら今すぐやってみよう!と思うかもしれませんがきちんとした時間帯にしなければ時間の無駄です。
例えば、昼間の12:00頃人間がお腹空く時間だからブラックバスもベイト探すだろう!はただの幻想です。
人間が12:00に腹が減ろうがブラックバスには関係なく捕食したい時に食べるので、そんなことは関係ありません。
では、何時頃ならボイル撃ちができるのかと言うと、日が昇る時と落ちる時の2回です。
具体的な時間を表にするとこんな感じ↓
東京 | 日の出 | 日の入り |
春 | 5:30 | 18:00 |
夏 | 4:30 | 19:00 |
秋 | 5:40 | 17:30 |
冬 | 7:00 | 16:30 |
※東京都を基準にした時間帯
大体、この時間帯の前後1時間ぐらいはボイル発生が多いですのでそこを中心的に狙ってボイル撃ちをしてみてください。
これ以外の時間帯(日中)はカバー撃ちなどをした方が釣れる確率はグーッとあがります。
ボイル撃ちはめちゃくちゃバレやすい
ボイル撃ちに関しては他の釣り方に比べると、勝負が一瞬で決まるためバスがまともにルアーを捕食できません。
しかも、突発的なバイトなのでアングラー側も一瞬で反応しなければフッキングがまともにできないと言うバレる原因が×2です。
なので、非常に難しい釣りと言っても過言ではありません。フッキングの確率だけで言うと、フロッグの釣りと一緒ぐらいですね。
このようにボイル撃ちはバイト自体得るのが難しい上にバレる確率も高いので、釣り上げるのは至難の技です。
ボイル撃ちにおすすめのルアー
ボイル撃ちをする上で使うルアーは基本トップウォータープラグの方がバイトを得られやすくバレにくいです。(経験上)
なので、下記では3つのルアーを紹介すると共になぜおすすめなのかその理由も一緒にご紹介していきます。
i-Waver74
出典;amazon.co.jp
ボイルが発生する理由としては色々あるのですが、その中でも小魚(ベイト)がブラックバスから逃げまとって浅瀬に追い込んで!と言うのが多い印象です。
と、言うことは小魚系のルアーでi字形アクションはまさに追い込まれたベイトです。そのため、O.S.Pさんから発売されている「i-Waver74」はベストマッチのルアーになります。
名称 | i-Waver74 |
---|---|
メーカー | O.S.P/オーエスピー |
発売日 | 2012年6月頃 |
価格 | ¥1,800or¥2,100(本体価格) |
コンバットペンシルジャスティーン
ボイルが発生した時は主に表面上でポションという感じで終わります。なので、その周りではアピール力が強くないとブラックバスに気づいてもらえません。
そこで良いのが、逃げまとうベイトにも見える+アピール力が強い“ペンシルベイト”です。その中でも、EVER GREENさんから発売されている「コンバットペンシルジャスティーン」は小型ながらハイアピールが可能なのでボイル撃ちに最適なルアーになります。
名称 | コンバットペンシルジャスティーン |
---|---|
メーカー | EVER GREEN/エバーグリーン |
発売日 | 2015年6月頃 |
価格 | ¥1,650(本体価格) |
ビンクシー
先ほども言った通り、ボイル撃ちはブラックバスに気づいてもらえなければ意味がありません。しかし、なるべくデカイルアーよりも小型ルアーが良い。と、なると“ポッパー”は絶対に外せません。
その中でも、JACKALLさんから発売されている「ビンクシー」はブレード+ファーが付いているポッパーの中でもハイアピールすることができるルアーです。なので、ボイル撃ちにかなりおすすめで1番バイトを得やすいルアーの1つになります。
名称 | BINKSY/ビンクシー |
---|---|
メーカー | JACKALL/ジャッカル |
発売日 | 2014年4月頃 |
価格 | ¥1,710(本体価格) |
ボイル撃ちについてまとめ
本記事では「ボイル撃ちとは!?おすすめのルアーや方法を徹底紹介!」についてお話してきました。
ボイル撃ちとは1言でゆえば“偶然の産物“でこちらアングラーの意図では全く操作ができないテクニックの1つです。
例えば、エイトトラップやボトムパンプに関してはある程度アングラーの考えた通り展開することができます。
しかし、ボイル撃ちはバスがベイトを追いかけなければいけないですし、そこに対してバスがどちらの方向に行くのかなどが関係。
このように基本ブラックバスの思い通り動きますので、どれだけ良いキャストができたとしてもそこから違う方向に移動していたら意味がありません。
なので、色々な偶然が重なってやっと「ボイル撃ち」が成立します。(釣れるのは別w)
他にも、ルアーのインプレ記事やバス釣りに関する豆知識記事などもありますのでぜひそちらもご覧ください。