下記の内容は、警察の方と直接やり取りをして教えていただいた情報です。
・釣り竿ってどう運ぶの?
・どうすれば違反になるの?
こんにちは。はちき(@basszero)です。
テレビの収録や動画などを見ていると釣り竿を持った状態で自転車を乗り回しながらランガンをする方がたまにいらっしゃいます。
でも、それって実際にして良いことなの?と思ったことがあったり、自分自身チャリの移動手段しかなければ交通違反にならないかちょっと不安ですよね。
なので、今回実際に警察の方に連絡をして「自転車で釣り竿を持ったまま運転しても良いのか?」ということについて聞いてみました。
下記では、そのような点について+対策方法なども具体的に紹介していきます。
✔︎本記事の内容
- 釣り竿を持って運転はほぼ違反
- 違反になる可能性のある乗り方
- 違反にならない対策方法3選
と、3つのことについて解説していきます。
本記事を読むことで、釣り竿を自転車で運ぶ方法を知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
自転車の運転中釣り竿を持つのはほぼ違反
警察の方に「釣り竿を持って自転車に乗り運転することは法律違反ですか?」と聞いたところ回答が「現場を見たわけではないので明確なことを言えない」と。
しかし、引き続き教えていただいたのは文言だけを見たところ安全運転義務違反になる可能性があるということでした。
(安全運転の義務)
車両等の運転者は、当該車両等のハンドル、ブレーキその他の装置を確実に操作し、かつ、道路、交通及び当該車両等の状況に応じ、他人に危害を及ぼさないような速度と方法で運転しなければならない。
なので、結論言えば電話での回答では明確なことは言えないが、何も対策せず片手に竿を持った状態なのであれば違反とみなされるでしょう。
もちろん、その場を発見した警察の方によるでしょうが、原則×よりの△になります。
釣り竿を持って自転車運転が違反だと思われる理由
違反になる可能性があると言うことだがなぜ釣り竿を持った状態で自転車に乗ってはいけないのかと疑問に思うはずです。
この点は警察の方が冒頭の方でおっしゃっていたのですが、3つの理由があります。
理由1,視野を妨げる
違反になる可能性がある理由1つ目は「視野を妨げる」です。
まず、手に何かを持って運転する=傘を持った状態で運転をすると言うことになるのですが、これは視野が妨げられるので違反ということになります。
しかし、釣り竿に関しては細いので視野の妨げになる可能性は少ないのですが、これを理由に違反と言われる可能性があります。
所謂グレーゾーンになってくるので、警察の方からすれば辞めて欲しいということです。
理由2,安定を失う恐れのある方法
違反になる可能性がある理由2つ目は「安定を失う恐れのある方法」です。
片手に何かを持っている状態で運転をするのは、自転車に乗ったことがある方であればかなり不安定になるのはお分かりいただけると思います。
特に竿のように長くて簡単に操作できないものに限っては、両手でハンドルを持っていてもかなり不安定になることでしょう。
これに関しては、安全運転義務違反になる可能性があるので、見つかった場合はほぼ違反と言われてもおかしくありません。
理由3,他者に危害が及ぶ行為
違反になる可能性がある理由3つ目は「他者に危害が及ぶ行為」です。
釣り竿を持つ方法として片手で持ったりカゴに乗せたりと不安定な状態で運転しているわけなので、もしかすると曲がる際に釣り竿が倒れて誰かに当たる可能性も。
そうなると自分の竿だけでなく全く関係のない他者に危害を及ぼしてしまうかもです。
もし、そのような場合になると100%こちらが悪くなるわけなので、警察の方からすれば辞めて欲しい行為になります。
違反になる可能性のある乗り方
自転車を運転する際に釣り竿を持つのは違反になるかもと言われても、どんな持ち方をしたら行けないの?と疑問に思うはずです。
なので、ここではこれをしたら違反になるかも…という乗り方について写真で紹介します。
パターン1,片手持ち
1つ目はこのように片手で釣り竿を持った状態で自転車を運転すると片手が使えない状態になってしまうので安全運転義務違反になります。
特にこの持ち方で運転をするとブレーキをかけることができないですし、少しバランスを崩すと釣り竿が左右にブレます。
こうなってしまうと狭い道だと道路にはみ出したり周辺の木や壁に擦る可能性があると思うので、この持ち方を多くする方は今すぐ止めるようにしましょう。
パターン2,両手ハンドル持ち
2つ目はこのようにハンドルと同様に釣り竿を横にして持つ方法ですが、この持ち方をしても安全運転義務違反になるでしょう。
この持ち方をする方は少ないイメージですが、私有地でこの持ち方で運転するとブレーキには力が入りませんし釣り竿が横にはみ出してしまいました。
なので、今回紹介するの持ち方の中で1番危険と言っても過言ではないので、絶対にこの状態で運転するのは辞めましょう。
パターン3,肩担ぎ持ち
3つ目はこの少しかっこいい持ち方でして、片手で釣り竿を持ち方にかけるような感じで持つ方法ですがこれも超危険です。
なんせ上記の2つはまだ両手がハンドルにありましたが、この3つ目の場合は完全片手運転になるので上記同様安全運転義務違反です。
携帯電話や傘を差しての片手運転は、3ヵ月以下の懲役または5万円以下の罰金。
以外にも楽な方法ではあるのですがバランスを崩した際や人とすれ違う時などには誰かに危害を加える可能性もありますので、この乗り方も辞めておきましょう。
自転車に釣り竿を乗せる際に違反にならない方法3選
釣り竿を持った状態で自転車に乗れないとなると、車を持っていない方(学生)やランガン の際に自転車を用いたい方が困ると思います。
そのため、警察の方に「どうすればなるべく違反にならないのか?」と聞いたところ下記の3つを提案していただきました。
対策方法1,自転車を降りた状態で進む
まず、1つ目に提案されたのは「自転車を降りた状態で進む」というものでした。
しかし、これに関しては移動手段としては最悪で早く進みたいから自転車に乗るわけなので、むしろ遅くなる方法ではあります。
ですが、一応この方法は歩行と同じ扱いになるので、大きな道路では使えない方法ですが、狭い道では良い案なので覚えておきましょう。
対策方法2,竿を折りたたんで背中に背負う
2つ目に提案されたのが「竿を小さくして背中などに背負えば」というものでした。
これは現実味があるもので、最近のバス釣りロッドなどは2ピースや3ピース下手すれば4ピースに分けられて小さくなります。
なので、きちんと畳むのがめんどくさいという方には大変ですがこの方法が1番手軽で、安全に持ち運べる方法だと思います。
でも、どうやって背負えば良いの?となると思うので、その際に便利な道具を紹介↓
これさえあれば竿+リールでしたら2本分ぐらい持って運べるので、学生の方やランガンをする方でしたら全然使えると思います。
対策方法3,なるべく折りたたんで自転車に固定
3つ目の対策方法が「なるべく折りたたんで自転車に固定」するというものでした。
この方法も2つ目同様かなり良い案ではあるのですが、レンラルチャリや学生チャリに装着するのはできないので注意して下さい。
と、いうのも自転車に固定するのは自転車をそもそも変化させなければいけないので、手軽でもないですし簡単でもありません。
もちろん、「自転車 釣り竿 搭載」などで調べるといくつか改造しているものは紹介されていますが、どれも難しいです。
なので、1番おすすめなのは2つ目でこの3つ目の方法も中には良いものもあるにで、どちらかを選択して対策して下さい。
釣り竿を持った状態で事故に遭うと不利になる
上記で紹介した3つ以外の持ち方で車や歩行者の方などと事故った場合は、圧倒的にこちら側が不利になります。
これは会話の中で警察の方が言っていたので、どれだけ相手が車であっても自転車側が悪くなってしまう可能性があるでしょう。
そもそも、事故を起こしたくないと思うので、その可能性がある持ち方辞めて下さい。
自分が怪我するならまだ良いですが、誰かを傷付けてしまうと一生残る後悔になります。
まとめ:自転車に釣り竿を乗せるのは方法により違反
本記事では「自転車に乗りながら釣り竿を持つのは違反なの!?【結論:違反です】」についてお話してきました。
自転車は歩行よりも便利で使い方によってはランガンに向いているのですが、その反面違反とも隣り合わせということは意識すべきです。
僕自身、警察の方に聞くまではある程度だったら許されるだろうと思っていましたが、危険な行為に変わりないのでいけません。
なので、これまで自転車に乗る際に平気で釣り竿を持っていた方は、今後上記で紹介した”#対策方法“で乗るようにして下さい。
そうすることで、安心して釣りに行けるので多少お金はかかりますが、命には変えられないので対策しておきましょう。
他にも、ルアーのインプレ記事や釣りに関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。