・どんなものがあるの?
・必要性や選び方は何?
こんにちは。はちき(@basszero)です。
釣りをする際は自然を相手にしているわけですから自分の命を守れるように色々と対策をしておくべきだと思います。
そんな時に必要な道具1つが”ライフジャケット”と呼ばれる救命道具です。
最近では釣り人が水辺に落ちてしまい亡くなった事例も多くありますので、どんな釣りをする時にも必ず着用しておきましょう。
この記事ではライフジャケットを着用する必要性やおすすめの商品を紹介していきます。
✔︎本記事の内容
- ライフジャケットって何!?
- タイプや種類などについて
- 必要性や選び方を徹底解説
と、3つのことについて解説していきます。
本記事を読むことで、なぜライフジャケットが必要なのかを知ることができますので、ぜひ最後までご覧ください。
ライフジャケットって何!?
ライフジャケットとは救命胴衣と言われる道具で、フェリーや人を乗せる船には大抵積まれているものになります。
そんな救命道具ではありますが、近年どんどんとお洒落になってきたり可愛いorカッコいいものが多く販売されています。
なので、一昔前は漁師の方は必ず着けて釣りをしているけど見た目がダサいから一般人は別に…という感じで言われていました。
しかし、デザイン性の向上,ライフジャケットの必要性が浸透しておりどんな釣りをするにも着けておくべきだと言われています。
ライフジャケットのタイプ
ライフジャケットにはタイプというものがあり、タイプ別に色指定、反射板、笛などがあるないなど色々違うものになります。
分かりやすく表にするとこんな感じです。↓
/ | 浮力 | 色指定 | 反射材 | 笛 |
TYPE A | 7.5kg以上 | あり | あり | あり |
TYPE D | 7.5kg以上 | なし | あり | あり |
TYPE F | 7.5kg以上 | なし | なし | なし |
TYPE G | 5.85kg以上 | なし | なし | なし |
※参照:国土交通省HP
この表から分かるとおりどのタイプにしようか悩むのであればTYPE Aを購入しておくことでどんな時にも使うことができます。
逆に何も知らずにTYPE Gなどを購入してしまうと船によっては乗せてくれない場合もあるので、購入前は必ずどんなTYPEなのか確認しておきましょう。
ライフジャケットの種類
ライフジャケットには上記のようにタイプが存在しているのですが、それ以外にも別に種類というものが存在しています。
と、言っても2:3で分かれて前半の2種類が同内容、後半3種類が同内容になっていますので、その点はご了承ください。
種類1,自動膨張式
ライフジャケットの種類1つ目は「自動膨張式」です。
自動膨張式は名前の通りライフジャケットを着用した状態で水辺に落ちて衝撃が伝わると自動で膨らんで浮くようになります。
これのメリットは、不意に落ちてしまった時に勝手に膨らんでくれるので助かる確率がグーンと上がることです。
しかし、デメリットは保管方法を丁寧にしておかなければ雨でライフジャケットが濡れていたり車の衝撃で勝手に膨らんでしまう可能性があります。
なので、その点だけをきちんとできるのであれば自動膨張式がおすすめだと思います。
種類2,手動膨張式
ライフジャケットの種類2つ目は「手動膨張式」です。
手動膨張式は名前の通り手動で作動しない限りライフジャケットが膨らむことがないので、もし落ちた衝撃で気絶などをすると開ないままになってしまいます。
なので、このタイプを使うのであれば成人した人+突際に反応ができる方に限ります。
子どもに着用させるのあれば確実に自動膨張式をおすすめですし、大半の成人している方も個人的には自動膨張式がおすすめです。
種類3,肩掛け
ライフジャケットの種類3つ目は「肩掛け」です。
ライフジャケットのイメージで言うとこの肩掛けが1番有名で、絵で表現されたりテレビで紹介されるのはこのようなものになります。↓
こちらは基本的に船の上で釣りをする際に着用するもので、オカッパリで釣りをするのであれば磯釣り以外は下記の腰巻が王道です。
しかし、水辺に落ちた際に確実に安全なのはこの肩掛けタイプだと個人的に思います。
種類4,腰巻き
ライフジャケットの種類4つ目は「腰巻き」です。
上記でも少しかじりましたが、ライフジャケットは腰巻のものもあって肩掛けのものよりも手軽に装着することができます。↓
これであれば両手が自由の状態になるのでライフジャケットを着用している感じがなく意識しない状態で釣りができるでしょう。
あまり釣具店で見かけることがないタイプだと思いますし、少し費用が増しますのでそれでもOKという方は腰掛がおすすめです。
種類5,ポーチ式
ライフジャケットの種類5つ目は「ポーチ式」です。
これはあまり身近に感じることがないですし、あまり目にすることもないと思いますが、ポーチタイプのライフジャケットもあります。↓
これは本当に何も知らない状態であれば「あ〜ポーチか…」ぐらいなのですが、ライフジャケットと聞くと「どういう仕組み?」と興味深く感じてしまいます。
サイズがなんせ小さいので、釣りの邪魔にならないというのと移動する際に付けたまま車の運転とかができますね。
これもあまりお店で見かけることがないので、購入するのであればネット一択になります。
自分に合うライフジャケットの選び方
上記までで紹介してきた内容をパッと見ただけでは何が良いのかもっと分からなくなった…。という方が多いと思います。
ですので、ここでは僕がライフジャケットを選ぶ際に考えている項目や基準について簡単にご紹介していきます。
選び方1,タイプ
ライフジャケットの選び方1つ目は「タイプ」です。
まず見るべきポイントなのは”#見出し2”で紹介したTYPE A,D,F,Gのものになります。
これに関しては見出し2でも言ったように悩むぐらいであればTYPE Aのものを購入しておくようにするべきです。
他のタイプは色の指定がなかったり反射板、笛がなかったりしますので、1番間違いないのはTYPE Aの商品でしょう。
選び方2,種類
ライフジャケットの選び方2つ目は「種類」です。
種類に関しては”#見出し3”で色々紹介してきましたが、考え方としては子どもや咄嗟の判断で開ない人は自動膨張式がおすすめ。
他の「肩掛け・腰巻・ポーチ式」で言えば船に乗って釣りをするのであれば肩掛け、オカッパリで釣り(磯釣り以外)をするなら腰巻、おまけでポーチ式です。
管理がきちんとできない方であれば手動膨張式などの選択肢も増やしておきましょう。
選び方3,デザイン
ライフジャケットの選び方3つ目は「デザイン」です。
近年ワークシャツなども含めかなりおしゃれなものが増えてきており釣具もその影響をドンドンと受けつつあります。
前までは「赤・オレンジ・黄」のようなものしかなかったですが、それが色々な色が発売されていたり可愛いorカッコイイデザインが多く発売されています。
そのため、ダサくて着用するのが嫌だと思っていても一度見てみると心変わりしますね。
選び方4,価格
ライフジャケットの選び方4つ目は「価格」です。
何か道具を購入する時には必ず価格というのがネックになってきていて、良いものになればなるほど高騰していきます。
ライフジャケットであれば安いものは5,000円、高くなれば2万円と高額になりますが、改めて考えると命を守るための道具です。
そう考えるといざという時に2万円で命が助かると思えば安いぐらいではないでしょうか。
選び方5,メーカー
ライフジャケットの選び方5つ目は「メーカー」です。
最近では色々な釣具メーカーがライフジャケットを販売していて、王道なところで言えばDaiwaさん,SHIMANOさん,アブガルシアさんなどの商品があります。
どれも商品の機能は一緒ぐらいですが、なんせデザインが変わってくるだけなのでメーカーに関しては自分の好きなところを選べばOK。
僕の場合はSHIMANOさんのライフジャケットを着用しているので、次回は違うメーカーさんのものも購入したいと考えています。
釣りにライフジャケットが必要な理由
中にはライフジャケットは着なくても良いという方を見かけますが、僕は真っ向から反対で誰しもがつけるべきだと思います。
もちろん、中には安全な釣りもあるでしょうがそれは個人で判断すれば良いだけで基本的にはどんな釣りもライフジャケットは必要です。
なので、ここでは3つの理由ですがライフジャケットが必要な理由をご紹介していきます。
理由1,着用,非着用で2.5倍以上の生存率
ライフジャケットを着用した方が良い理由1は「着用,非着用で2.5倍以上の生存率」です。
ライフジャケットを着用しているだけで着用していない人よりも約2.5倍以上の生存率があると言われています。
少し古い情報ですが平成14~18年に発生した海中転落者の中でライフジャケットを着用していた子供は100%助かっているそうです。※海上保安庁調べによると
なので、ライフジャケットを着用しているだけ助かる確率が圧倒的に上がりますので、着用しない理由はないでしょう。
理由2,遭難時に見つかりやすくなる
ライフジャケットを着用した方が良い理由2は「遭難時に見つかりやすくなる」です。
これに関してはライフジャケットの色を見れば分かるのですが「オレンジ・赤色・黄色」などかなり目立つ色をしています。
また、中には反射板などが付いていたりしますので、もし夜に落ちてしまった場合でも見つかる確率が何もつけていないよりも上がること間違いないでしょう。
もちろん、私服が赤色だったりと目立つ色を着ているとしても中に沈んでしまえばその色は関係ないので浮く素材+目立つ色のライフジャケットは最強です。
理由3,笛などで助けを呼ぶことが可能
ライフジャケットを着用した方が良い理由3は「笛などで助けを呼ぶことが可能」です。
上記の”#見出し2“のタイプの部分で紹介したように、ライフジャケットには笛などがついているTYPEのものも存在しています。
これはそもそも付いていない商品であれば意味がないのですが、もし笛が付いているのであれば落ちてしまった場合に周辺の方への助けを笛などで呼ぶことが可能。
まぁ、周辺に人がいなければ意味がないかもしれませんが、無いよりはある方が安心が大きいと思うのでできれば笛などがついている商品を購入するべきです。
ライフジャケットは保存方法に注意
ライフジャケットでも”#見出し3“で紹介したように、自動膨張式のタイプと手動膨張式のタイプがあります。
これらはどちらが良い悪いはないのですが、管理がきちんとできない方は自動膨張式のタイプにしておくと失敗してしまう可能性がある。
と、いうのも自動膨張式は水に触れた反応と衝撃で勝手に膨らむようになっているため雨の日の釣行後や少し濡れた後の管理で失敗すると勝手に開きます。
こうなると交換もしくは買い替えになってしまい勿体ないので、雨の日の後はしっかり乾燥させたり衝撃がない場所に閉まっておくようにしましょう。
2022年からは船に乗船するには認証マークが必須
2022年以降に船に乗る際は認証マークが付いているライフジャケットでなければ運転手の方の原点対象になります。
<認証マークの法律?>
2018年2月に船の操縦者の方でなくても小型船舶等に乗る際には国土交通省が認証したライフジャケットを着用しなければいけないと法律で決められています。
なので、どれだけ良いライフジャケットを着用しているとしても認証マークが無いライフジャケットに関しては意味がないと言うことになります。
日本で使うことができる認証マークは「国土交通省が定めた”桜マーク”」と「アメリカ沿岸警察が定めた”USCG”の規格」だけです。
これ以外のマークが付いていても意味がないので、今自分が持っているライフジャケットや今後購入しようと思った際は確かめるようにしましょう。
一応、現時点では船舶に乗る方だけでオカッパリなどをする方には関係ないことなので、把握だけしておくようにしてください。
おすすめのライフジャケット9選
上記では長々とライフジャケットの必要性などについて書いてきましたが結局何が良いの?と思っている方もいるでしょう。
なので、ここでは評価や口コミ、僕の見解全てを含んだ上でおすすめのライフジャケットをご紹介しますので、ぜひご参考ください。
肩掛けタイプ
おすすめ1,SHIMANO:肩掛けライフジャケット
肩掛けタイプの1つ目におすすめなのは「SHIMANO:肩掛けライフジャケット」です。
こちらはSHIMANOさんから発売されているライフジャケットでして、肩掛けタイプのライフジャケットになります。
また、上記で紹介してきた内容で分かりやすく簡単に紹介するとこんな感じです。↓
- 手動&自動膨張式
- 桜マーク:国土交通省承認
- TYPE-A
と、なります。
これであれば2022年以降も小型船舶にも乗船することができますので、予算に余裕があるのであれば信頼のSHIMANO商品はおすすめ。
おすすめ2,DAIWA:インフレータブル
肩掛けタイプの2つ目におすすめなのは「DAIWA:インフレータブル」です。
こちらはDaiwaさんから発売されているライフジャケットでして、肩掛けタイプのライフジャケットになります。
上記同様簡単に紹介すると↓
- 手動&自動膨張式
- 桜マーク:国土交通省承認
- TYPE-A
と、上記同様になります。
ですので、こちらも小型船舶の乗船は可能ですし釣具の王様Daiwaさんから発売されているので品質に関しも問題ありません。
おすすめ3,Bluestorm:肩掛けライフジャケット
肩掛けタイプの3つ目におすすめなのは「Bluestorm:肩掛けライフジャケット」です。
こちらはBluestormさんから発売されているライフジャケットでして、肩掛けタイプのライフなどのジャケットになります。
上記同様紹介すると↓
- 手動&自動膨張式
- 桜マーク:国土交通省承認
- TYPE-A
と、なります。
ですので、上記2つと同じく小型船舶の乗船することもできますし、もしも落水した場合にも安心して対応することができるでしょう。
腰巻タイプ
おすすめ1,SHIMANO:腰巻ライフジャケット
腰巻タイプの1つ目におすすめなのは「SHIMANO:腰巻ライフジャケット」です。
こちらはSHIMANOさんから発売されている腰巻ライフジャケットでして、肩掛けタイプよりもストレスフリーで利用できます。
- 手動&自動膨張式
- 桜マーク:国土交通省承認
- TYPE-A
特に良いポイントが夏に使用して汗が付着した場合でも気室とカバーを取り外すことができますので、洗濯をすることが可能な所。
また、肩掛けタイプのものよりもコンパクトに収納ですので、幅を取らずに持ち運べます。
おすすめ2,DAIWA:インフレータブル腰巻ライフジャケット
腰巻タイプの2つ目におすすめなのは「DAIWA:腰巻ライフジャケット」です。
こちらはDaiwaさんから発売されている腰巻ジャケットでして、カラーが8種類もあり「黒・赤・青・灰色 etc…」好きなものを選べます。
- 手動&自動膨張式
- 桜マーク:国土交通省承認
- TYPE-A
ウエストサイズは55cm~140cmと女性や子ども、筋肉質の男性でも装着することはできますので、安心でしょう。
ブランドもDaiwaと信用力がありますので、下手な安いブランドを購入するのであれば安心代としてDaiwaを購入すべきです。
おすすめ3,DABADA:腰巻ライフジャケット
腰巻タイプの3つ目におすすめなのは「DABADA:腰巻ライフジャケット」です。
こちらはDABADAさんから発売されている腰巻ライフジャケットでして、商品購入時に手動膨張式と自動膨張式を選択できます。
- 価格が3,500~4,300円
- 手動&自動膨張式
- CE認定品:EU諸国承認
上記までに紹介してきた商品は全て国土交通省承認のものでしたが、こちらはEU諸国承認のものなので日本での小型船舶乗船はできないので、ご注意ください。
しかし、オカッパリや通常の釣りで有れば1万以上は…と言う方は最低でもこちらのライフジャケットを着用しておくべきです。
ポーチタイプ
おすすめ1,Daiwa:ポーチライフジャケット
ポーチタイプの1つ目におすすめなのは「Daiwa:ポーチライフジャケット」です。
こちらはDaiwaさんから発売されているポーチライフジャケットでして、1番認知度がないタイプのものになります。
しかし、上記のタイプと同じく↓
- 桜マーク:国土交通省承認
- 手動&自動膨張式
- TYPE-A
と、変わらず小型船舶の乗船をすることができますので、カッコイイにこだわりたい人やストレスフリーで釣りをする方にはおすすめです。
カラーも4種類「ブラック・ブラックカモ・レッド・レッドカモ」がありデザイン抜群。
おすすめ2,マズメ:インフレータブルポーチ
ポーチタイプの2つ目におすすめなのは「マズメ:インフレータブルポーチ」です。
こちらはマズメさんから発売されているポーチライフジャケットでして、ライフジャケットのメーカーさんでも信頼されているブランドの商品になります。
- 商品単体:別途バッグが必要
- 膨張装置は世界最高峰の製品
- 手動膨張式タイプ
しかし、現在ではこのタイプの桜マーク認証がないため小型船舶の乗船はできません。
ですが、品質や評価は高いので普通のオカッパリや堤防などの釣りでは安心して利用できるのではないでしょうか。
おすすめ3,Quoll:ポーチライフジャケット
ポーチタイプの3つ目におすすめなのは「Quoll:ポーチライフジャケット」です。
こちらはQuollさんから発売されているポーチライフジャケットでして、ポーチタイプの中ではかなり人気の商品になります。
- CE認証&ISO認証取得
- 手動膨張式タイプ
- 国交相の基準以上の浮力を誇る
と、なっていますが桜マークなどは付いていないので、高いレベルの安全性があったとしても小型船舶の乗船をすることはできません。
もちろん、他の商品と同様オカッパリなどには使えますので、価格面などを見ても人気になる理由が分かります。
まとめ:釣りにおけるライフジャケットについて
本記事では「【2021年版】釣りに使えるおすすめのライフジャケット7選【着用義務化】」についてお話してきました。
ライフジャケット=救命胴衣で大切な命を守るための道具でして、必要?不必要?ではなくあった方が絶対良いと思います。
もちろん、安くない費用がかかるので強制はしませんが、価格をつけることができない命を守る道具だということは忘れないでください。
安全な釣りというものがあると言う人は近くにいるかもしれませんが、そんな人は水辺に落ちたり命の危機になったことがないのでしょう。
僕は2度不意に落ちて命の危機を味わっているので、どんな釣りであろうとライフジャケットは着用すべきだと思っています。
他にも、ルアーのインプレ記事や釣りに関する豆知識記事などもありますので、ぜひそちらもご覧ください。